盲ろうの方について
(合理的配慮の提供)

盲ろうの方について

盲ろうは、視覚と聴覚の両方に障害がある状態をいいます。見え方や聞こえ方の程度によって、様々なタイプに分けられ、大きく分けると全盲ろう、弱視ろう、全盲難聴、弱視難聴の4つのタイプがあります。
見え方の違い、聞こえ方の違いに加えて、コミュニケーション方法もさまざまです。

【盲ろうの方の多様性】

聞こえない 聞こえにくい
見えない 全盲ろう 全盲難聴
見えにくい 弱視ろう 弱視難聴

「合理的配慮の提供」の事例(盲ろうの方)

  • 【障害者からの申出】飲食店に入ったが、混雑状況や空席状況が分からない。店員が声をかけてくれても聞き取れないことがあり、困ってしまう。

    【障害者からの申出】
    飲食店に入ったが、混雑状況や空席状況が分からない。店員が声をかけてくれても聞き取れないことがあり、困ってしまう。

  • 【申出への対応(合理的配慮の提供)】店員がそばまで行き、手のひらに「〇(空席がある)」か「×(空席がない)」かを指で書いてお知らせした。また、空席がある場合には、店員がそこまで案内した。

    【申出への対応(合理的配慮の提供)】
    店員がそばまで行き、手のひらに「〇(空席がある)」か「×(空席がない)」かを指で書いてお知らせした。また、空席がある場合には、店員がそこまで案内した。

  • 【障害者からの申出】受付窓口などでは名前を呼ばれたり、番号を電光掲示板に表示されてもわからない。

    【障害者からの申出】
    受付窓口などでは名前を呼ばれたり、番号を電光掲示板に表示されてもわからない。

  • 【申出への対応(合理的配慮の提供)】スタッフがそばまで行って直接合図するようにして、受付窓口へ誘導した。

    【申出への対応(合理的配慮の提供)】
    スタッフがそばまで行って直接合図するようにして、受付窓口へ誘導した。

  • 【障害者からの申出】難聴のため筆談によるコミュニケーションを希望したが、弱視でもあるため細いペンや小さな文字では読みづらい。

    【障害者からの申出】
    難聴のため筆談によるコミュニケーションを希望したが、弱視でもあるため細いペンや小さな文字では読みづらい。

  • 【申出への対応(合理的配慮の提供)】太いペンで大きな文字を書いて筆談を行った。

    【申出への対応(合理的配慮の提供)】
    太いペンで大きな文字を書いて筆談を行った。