発達障害のある方について
(合理的配慮の提供)

発達障害のある方について

発達障害は、自閉症、アスペルガー症候群等の広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)等、脳機能障害であって、通常低年齢において症状が発現するものです。自閉症には、知的障害を伴う場合と伴わない場合(高機能自閉症)とがあります。

主な特徴

  • 外見から分かりにくい
  • 相手の言ったことを繰り返す時は、相手が言っていることが理解できていないことが多い
  • 遠回しの言い方や曖昧な表現は理解しにくい方もいる
  • 相手の表情・態度やその場の雰囲気を読み取ることが苦手な方もいる
  • 順序だてて論理的に話すことが苦手な方もいる
  • 年齢相応の社会性が身についていない方もいる
  • 関心あることばかり一方的に話す方もいる

「合理的配慮の提供」の事例(発達障害のある方)

  • 【障害者からの申出】資格取得のための講義において、座学での読み書きに難がある。

    【障害者からの申出】
    資格取得のための講義において、座学での読み書きに難がある。

  • 【申出への対応(合理的配慮の提供)】カメラ機能や画面に指で触れて書ける機能のついたタブレットの使用を許可した。

    【申出への対応(合理的配慮の提供)】
    カメラ機能や画面に指で触れて書ける機能のついたタブレットの使用を許可した。

  • 【障害者からの申出】文字の読み書きに時間がかかるため、セミナーへ参加中にホワイトボードを最後まで書き写すことができない。

    【障害者からの申出】
    文字の読み書きに時間がかかるため、セミナーへ参加中にホワイトボードを最後まで書き写すことができない。

  • 【申出への対応(合理的配慮の提供)】書き写す代わりに、デジタルカメラ、スマートフォン、タブレット型端末などで、ホワイトボードの写真を撮影できることとした。

    【申出への対応(合理的配慮の提供)】
    書き写す代わりに、デジタルカメラ、スマートフォン、タブレット型端末などで、ホワイトボードの写真を撮影できることとした。

  • 【障害者からの申出】イベント会場において、発達障害により大きな声を出してしまったときにはロビーに出ることになったが、ロビーでも楽しめるようにしてほしい

    【障害者からの申出】
    イベント会場において、発達障害により大きな声を出してしまったときにはロビーに出ることになったが、ロビーでも楽しめるようにしてほしい

  • 【申出への対応(合理的配慮の提供)】ロビーでも音声付きでモニター鑑賞ができるようにした。

    【申出への対応(合理的配慮の提供)】
    ロビーでも音声付きでモニター鑑賞ができるようにした。